着床痛と生理痛

妊娠を望んで計画を立てている方で、高温期(着床時期)に子宮に痛みを感じる方がいます。着床時期の痛みは着床痛と言われ、妊娠の合図という説があります。

残念ながら医学的に立証はされていなく、そんなものはない!といわれがちで俗説となっていますが、実際に排卵日を計り、ピンポイントで性行為を行い、排卵後着床するまでの日数を数えてそこで痛みを感じた方や、体外受精を行い、着床したときに痛みを覚えた方など、着床痛を経験した方も大勢います。着床痛は生理痛と似ていると言われ、性交痛や卵管・子宮の充血と間違われることもありますが、受精卵の着床(妊娠)により、卵巣から出されるホルモンのために痛みが起こるのだということも言われています。

俗説にしては体験者が多く、着床時期にそれっぽい痛みを感じた方は、まず着床痛を疑うようです。信じすぎるのもよくありませんが、排卵日から10日前後に痛みを感じることがあったら、着床痛かも?と検査をしてみてもいいでしょう。それが着床痛であったにせよ違ったにせよ、もし妊娠していたなら早めに知っておいて悪いことはありません。着床痛とともに、着床出血などもありますが、少量の出血と腹部左右どちらかの痛みやあまりに強い痛みが続くようでしたら子宮外妊娠の恐れもありますので、早めに受診をするようにしましょう。

受精と着床

不妊で悩む女性は少なくありません。排卵自体がなかったり、排卵はされても受精されなかったり、受精されても着床しなかったりとタイプは様々です。医学の進歩で解決策もいくつか出てきています。体外で受精を行い、体内に戻して着床させる方法は一般的です。

体外受精を行うとき、排卵2・3日目の胚を子宮内に移植し、着床が行われ妊娠する方が多いですが、それでもだめな場合、受精された卵を着床寸前まで培養して移植すると妊娠の可能性が高まるそうです。また、受精卵が着床しやすいように、受精卵の膜を薄くする施術などもあるようです。

子宮に問題がある場合、受精した卵を子宮内部に送っても着床されないのが大きな問題ですが、現在日本で第三者に妊娠を依頼することは認められていません。受精し、着床が正常に行われると胎児も成長しますが、出産する時期が自然妊娠よりも少し早まったりもするそうです。体外受精後の流産の場合などは、受精卵の染色体異常による場合が多く、着床前診断を受けることが推奨されています。

自然妊娠の場合でも、34歳以下で60%近くが受精卵に染色体異常があり、着床せず流産されているのです。しかし、受精し、染色体異常となった卵が着床することは少ないようで、正常な子供が多く生まれていることから、そのような卵は自然な流産として流れていると思われます。

着床の時期

排卵期に受精卵ができ、着床するまでの時期は、排卵後から10日間ほどです。着床する時期に気をつけることというのは特にありません。大切な着床する時期だからと家で大人しくしていようが、元気に運動をしようが、影響はないようです。

着床時期の薬の服用も、胎児への影響は問題ないようですが、妊娠が確認されたり気になるようでしたら医師へ相談してみましょう。妊婦用のお薬もあります。受精着床を含め、3週間ほどの時期は、薬、飲酒、X線なども影響は少ないといわれています。ただ、着床時期である妊娠初期に長い時間の入浴などをすると出血などが起こる場合があるので、妊娠に気づいてからは長湯はやめましょう。

着床から妊娠初期の時期には、サプリメントの服用も好ましくありません。ですがこれらのことは、気づかずに着床しその時期を過ごし、妊娠した場合はあまり気にしなくてよいことですが、妊娠を強く希望し、計画なさっている方は避けたほうが気持ち的にも良いと思います。また着床後からの妊娠時期に性交を行うと、子宮が収縮し、下腹部に痛みを感じることがあります。

着床し、妊娠してからの時期は感染症を避けるために性交を控える・またはしないようにと指導する医師もいるようです。心配だと感じたときは、信頼できる自分のかかりつけの医師にたずね、安心して妊娠初期の時期を過ごしましょう。